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……確かに。



 第二次ヨーロッパ人狼戦線。
 その会戦は、案外と近いのかもしれない――。


 ……とは書いたが。























 近いどころではなかった。




















 …急転直下とはこのことだ。

 まあ、参加出来て良かったが。
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by ryu-itirou | 2009-03-21 12:28 | 本日の一言
ある日の家族との電話



「此方でも報告書が上がって来たよ。……まさか世界結界の破壊が目的だったとは思わなかったけれど」

「でしょうね、正気の沙汰じゃないわ。…清廉騎士カリスト、その名前と噂は耳にしていたけれど――けして私利私欲に走ることなく清く正しい立ち振る舞いで、人狼騎士にして、騎士の鏡とすら言わしめる傑物と聞くわ。…正直、ムシの好かない男よ」

「綺麗すぎる、と?」

「そーよ。タチの悪い人間ほど外面を取り繕うものだもの。…まあ、そうしなきゃいけない人間がいることも否定はしないけど?」

「フォローに感謝」

「どういたしまして。…大丈夫よ?ママはアナタがどんな息子でも愛してるから」
 
「海より深い母の愛に心よりの感謝を。…それで、欧州の他の組織の様子は?」

「流したわね?…まあいいわ」
 受話器の向こうですう、と目を細める気配。幼心に憶えている、物を考える時の彼女のクセ。
 
「――そうね、今回に同じよ。…正直、あいつらに正面切って対抗できる組織なんて、今や世界中探してもギンセイカンくらいのものじゃないかしら?…ヘタに動けばこっちが潰される、目を離さないのがせいぜいよ」

「組織の相談役も大変そうだ…でもまあ、それが正解だろうね」

「新参の組織に任せて手を拱いてるなんて、アタシを含めて、古い組織の連中のやりかたじゃあないのだけれど…戦力不足はどうしようもないものね」

「イグニッションカードもまだまだ不明な点が多いし――…一年以上カードを使い続けたからといって、成人を超えた能力者が狂気に囚われないという保証は無いし」

「そのうちにはっきりとした形で結果は出して貰うけどね。…そのために世界中の組織が、ギンセイカンを容認して、知識と力を貸しているといっても過言ではないの」

「それはウチもそうだから良く判ってるよ。…それじゃまた連絡する。――そっちも、気をつけて」

「…んvおやすみ龍一朗。愛してるわ」

「俺もだよ?…おやすみエレン、良い夢を」

 ――さて。
 まずはかの清廉騎士カリストについて。



 怪しい。



 あまりに怪しい、怪しすぎる。
 あの容姿、顔形も見せぬマスク、他の人狼騎士とは一線を画すその姿。
 どこか近未来的なものすら感じる、かの全身覆い隠す外見は見るからにその身を人前に晒さぬためと思えてしまう。
 その印象はやはり、人狼騎士達に埋め込まれていたネジの存在があるからであろう。

 まず敵には埋め込むこと不可能だろうそれは、誇りを踏みにじり偽りを植えつける毒の棘。
 であるならば。
 彼らの中に同族外の『敵』が入り込んでいるのではないか――こう考えるのは至極当然であろう。
 そして。
 清廉潔白、清廉恪勤、品行方正、青天白日。

 そんな評判を持つ人物であればあるほど、裏切りとはやりやすいものだ。
 さらにその目的。
『ヨーロッパ世界結界の破壊』
 …嘗て学園が得た来訪者についての情報では、彼らも世界結界の崩壊を今は望んでいないというのが主流であると言われていた。
 だが彼がどうやらそうではないらしいというのは、今回学園生徒らが得た情報――なにせ本人の口から出た言葉だ――が、真実であるとすれば間違いないところ。
 しかも情景から鑑みるに、彼は近くにローブの人物やら護衛の騎士らが居るにも関わらず、この言葉を発したようである。
 ということは、彼とその周囲の人狼騎士達も、その目的については周知であるということになる。
 言うなればかのコルシカ島に集っていた人狼騎士は、いわば人狼騎士団の中でも過激派と呼ばれるような、性急な世界の変化を望む一派であり、かの清廉騎士カリストこそがそのリーダー的存在であるのか――そんなことを思った三月、夜風に甘い香りの乗る春の宵。
 イギリス在住、いまだとある魔術師の秘密結社に籍を置く実の母へ電話をしてみたのであった。

 では此処で――嘗て結びに使った言葉を、再びここで使おうと思う。
 
 第二次ヨーロッパ人狼戦線。
 その会戦は、案外と近いのかもしれない――。
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by ryu-itirou | 2009-03-18 00:11 | 雑記
卒業式


















 本日は銀誓館学園、第二回目の卒業式であった。

 縁あって同じ学び舎に通い、また能力者として力をあわせ戦って来た後輩達が、一年前の自分達の如くに学園を巣立って行く姿を見るのは、教師ならぬ我が身にも何かしら感慨深いものを感じる。

 そういうわけで……本日の良き日を祝し、一言申し上げる。

 今、俺と縁を結んでくれている、本日卒業を迎えた後輩達。
 並びに、嘗て袖擦りあい、親交を深めた全ての後輩達へ。

 ご卒業、おめでとう御座います。

 本日この日を、心よりお祝い申し上げる。

 今、轡を並べている者はもとより、今は離れ便り無き者へも。
 どうかこの言、届くようにと願いつつ。
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by ryu-itirou | 2009-03-01 18:58 | 雑記