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Ah 夏休み



 …も、そろそろ終わりに近づいた昨今である。
 銀誓館学園生徒の皆、いかがお過ごしだろうか?
 …ちなみにウチの大学は9月半ばまで夏期休暇なのでまだ余裕があったりするが。(笑)

 さて、そんな夏の日々に追われるうちに、いつの間にやら久しぶりの日記となってしまった。
 この夏の出来事を――まずは夏休み前の学園祭のことを、記してみたいと思う。

 生憎と背後の事情により、当日は大した動きがとれずに居た。
 が、それでも楽しみはあった。
 学園地下で毎年行われている、バトルロワイヤル――己以外は全員敵という状況でのサバイバルだ。

 武術とは、つまるところ生き残るためのすべである。
 そういう意味では、死ぬことと見つけたりと称される武士道とは全くの真逆に位置するものでもある。
 もともと武士道というのは思想であり、忠の心を説いたもの。
 忠の前に己は無し、ただ主君と、それに対する忠義があるのみ。
 武術を学ぶは士(さむらい)であるが、武術という生きるための術を骨身に染み込ませた彼らが、死の覚悟を決めるのはやはり君命あればこそである。
 その『死ね』と言われるも同じ主命を、それでもなんとか果たすべく、足掻く。
 当然ながら、人間、生きていなければ何も果たすことは出来ない。
 そこで役立つのが武術という生きるための技術では無かろうか。
 人は何かのために生きている。
 そのためにはみっともなく足掻くことは恥ずかしいことではない、命は、何かを成し遂げるためのものであるべきなのだ。
 人事を尽くして天命を待つ、という。
 だからこそ、もうどうしようもない状況を覆す何かが生まれるのではないかと勝手に思う次第である。

 閑話休題。
 話を戻すがバトルロワイヤル。
 周囲は全てが敵、普段からの修練を試すにはもってこいの状況ではないか。
 生憎と学園祭前、ゴースト退治の依頼が立て続けにあり――当日は体調万全とは行かなかった。
 身体に残った疲労により、抵抗力が落ちていたのだ、ぶっちゃけていうと幸運度が【11】どまりだったのだ、

 しかしそれでも――新たに得た黒燐蟲の力と、久方ぶりに戻した魔剣士の技を持って俺は果敢に挑んでみた。
 その甲斐あってというべきか、戦績は全6戦中4勝。
 つまり、50人で行われた戦いを、4回は自分一人になるまで生き残ることが出来たということだ。

 最後の戦いが終わったあと――。
「まあそれでも確立としては3分の2…半分以上ではあるから良しとするか…」
 そう自分を戒めるべきか褒めてべきか悩みつつ、プールサイドへと階段を上がって行った。
 屋内プールのガラス張りの屋根にはすでに月が青々と照り、思わず見とれたのを覚えている。
 ちなみに何故か、俺だけ地下に足止めされて、他の参加者が完全に上った後で階段を上るよう促されていた。
『一体何故――…?』
 その時は正直、その理由が全く思いつかなかったのである。
 先に述べた話に戻すが、生き残るための術である武術を学ぶものとして、バトルロワイヤルは最後まで生き残れるか否か、という点しか気にしていなかったためだ。
 まあ、激戦を潜り抜けたあとであるから…多少気が抜けていたのではと言われては、否めないところでもあるが…。(笑)

 ともあれ。
 プールサイドを踏みしめた瞬間に、その疑問は氷解した。
 建物が震えるような歓声。
 まるで雨のように、拍手が降り注いだ。

 ――なんとも運の良いことに、俺は優勝していたのである――。

 …そんなわけで。
 学園から先日、かの『なかなか重量のある賞品』が送られて来たのでこの記事を書いている。

 まず、第一印象。
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 …デカイ。
 対比としてCDを重ねてみたが、その大きさが把握して貰えるだろうか。
 そして大きさに違わず、確かに重量がある、掌にどっしりとその重さが伝わって来る。
 箱を開く。
 ぎっしりと敷き詰められた新聞紙を取り除くと――出てきたのは黒い箱。

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 そして。

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 どーん。
 ……。

 こ れ は で か い。

 看板に偽り無し、確かに『なかなか重量感のある賞品』である。
 一先ずは結社朧の私室、床の間の飾棚上へと飾らせて貰ったが――…ふと気づく。
 この優勝盾、当然ながら文字が刻まれている。
 その文字の内容は……以下の通り。


銀誓館学園学園祭

バトルロワイヤル2009

優勝

凪・龍一朗

平成21年7月20日



 ……である。
 ………。
 …果たしてどう考えても、学園能力者以外の人間には見せられないシロモノであった。(どーん)
 …折角の学園からの好意、仕舞い込むにもつれなかろうと。

 目下、置き所に思案を巡らす、夏の終わりなのであった。
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by ryu-itirou | 2009-08-24 22:41 | 雑記