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東京オフ…ではなく鼠とオフ 俺ver.

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 氷雨降る 東の都に 笑み三つ

 というわけで先だって某鼠王国へ行った時の話でも。
 事の発端は省いて当日。

 生憎の、小雨降る中のおでかけとなったわけだが――雨が酷くならないと良いなと考えつつ、躑躅との待ち合わせ場所にて待つ俺と朔。
 ところはディズニーリゾートを巡るモノレールの駅にて雨宿りしつつ躑躅と連絡を取る。

『…シーの方へ歩いていました…戻ります!』

 思わずにやりと笑いつつ返信、そしてJR舞浜駅からランドへ至る入り口前に陣取る。
 開場時間を過ぎ…アーチを描く駅方面からの橋を渡り、ぞくぞくと園内へ入ってくる人波を眺めていると一人、橋の脇の道を辿りモノレール駅へ向かう小柄な人物が。

 入り口を通り過ぎ行ってしまいそうになるのを見やり、即躑躅に電話。
 ビンゴだ。
 立ち止まりきょろきょろとするその人物へ手を振る、合流完了である。
 遠方から直接ランドへやってきた躑躅はキャスターつきのバッグを持っていた。
 よってまず、その荷物をチケット売り場前のロッカーへ預けるともはや準備は万端というところ。

 さあ遊ぶぞ、と女性二人が静かな闘志を燃やすのを感じながら空を見上げ、雨の具合を心配する俺。
 とはいえそんなワクワクした様子の友人と共に居て気分が高揚しないわけもない。
 濡れたズボンの裾などもはや気にもならないわけである。

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 まず向かったのはBOOさんのハニーハント(あえて名前を伏せる)のファストパス受け取り場。
 ファストパスは所謂人気アトラクションのみ受け取ることが可能であるのだが、躑躅のどうしても行きたいアトラクションがハロウィンからランドに居座り続ける南瓜の王、ジャックのおわすポーンテッドマンションとこのハニーハントで、この二つではハニーハントのみがファストパスを発行していたのでまず此処なわけだ。
 ちなみにジャックは俺も好きなキャラクターであるのでこの選択に文句の微塵もない。
 そして首尾よくパスをゲットした我々が向かうのは言うまでも無くポーンテッドマンション。
 余談だがランドでは先日パレード中に事故があり、自粛されているという触れ込みだった。
 天気のこともあり、これならそれほど混まないだろうと思っていたのだが…事前の下調べに余念の無い躑躅の言でなんと、今日この日からパレード再開であることが判明。
 …それで朝からこの入りか…雨にしては人出が多いと思った。

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 などと考えつつ、20分の行列ののち邸内へ。
 ちなみにこのアトラクションはTDL内に多い台車…カートと呼ぶべきか?に、乗り込んで楽しむものなのだが…これに乗り込む際に少々変わったことがあった。
 我々が乗り込む直前、常にゆっくりと動き、その途中に乗り込む筈のこのカートの流れが止まったのである。
 なにかトラブルだろうかといぶかしむ我々の前で…車椅子の方がカートに乗り込んでいた。
 成る程、と納得するのもつかの間、行列へと投げかけられるアナウンスが。

 ゴースト達の悪戯でカートが止まってしまいました、少々お待ち下さい。
 
 …こういうほんのちょっとした、しかし「ああ」とすんなり納得させられ、かつこの場が持つ世界観を微動だにしない姿勢、これぞプロ、夢を形作るこの世界においてとても大切なことだな、と酷く感心させられた。
 是非この姿勢は見習って欲しいと思う、同じ夢を売る仕事という点において同じものであるからして。

 さて、そんなこんなでポーンテッドマンションをクリア。
 レンガ造りの洋館に潜む999人の幽霊は相変わらず元気そうで――いや、幽霊に対して元気そう、というのも我ながら難だとは思うが――そもそもジャック以下、ハロウィンタウンの住人達が居る間はその分他の幽霊はどこかへ収まっているのか、はたまたひっそりと顔を出しているのだろうか等考えつつ次のアトラクションへ。

 次に並んだのは確かハス・ライトイヤーのアストロブラスター。
 ムーン・ツアーズとの意見も出たが酔いそうだ、との意見で此方に。
 40分余の行列ののちに中へ、3人乗りの台車であったが朔と躑躅が前車に乗り、俺はその後ろの車へ。
 これは悪の帝王ザークを倒すため、新人スペースレンジャーである我々がスペースクルーザーに乗り込み、台に据え付けられたアストロブラスターという銃で敵を倒していくという、ようするに動く台車に乗っての射的ゲームであった。
 「では凪のは二丁拳銃で」
 との朔の言葉もあり…折角得物があるのだから活用するのもアリかと俺は両手にブラスターを持って臨んでみた。
 最初台座から動くものだと気付かず、そのまま撃とうとしたらこれが非常に狙い辛い、というか撃てない。
 はて、と思い前を見ると銃を台座から引き抜いて撃っている、成る程と手を打ち、本格的に参戦。
 結果ランクは右手がCの左手がBだった気がする、まあ初めてにしてはぼちぼちというところだろう。

 そして次に満を持してハニーハントへ。
 これはBOOさんの絵本の中へ我々が入り込むという設定のアトラクション。
 行列の間にも大きな絵本のページを模したディスプレイがところどころに設えられ、待ち時間を飽きさせない。
 だが今回はファストパスということもありさっさと列は先へと進み、逆にページの英文を読む時間が欲しかったくらいである。(笑)
 アトラクションの内容はハチミツ大好きBOOさんが風船で飛ばされ、森の木々に引っかかったり蜂に追われたりするのを見ながらほのぼのとした世界観を楽しむ。
 昼に何を食べるかと相談しつつ次に我々が向かったのはガリブの海賊。
 実際に水の上を走るボートに乗りこみ、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の世界を楽しむというものである。
 右に左に現れる大きな海賊船やら宝の山、繰り広げられる砲撃戦。
 映像と実像の織り成すまさに一大ファンタジーであった。

 さらにカントリーベア・ジアターを経て、何を食べるか散々迷いつつワールドバザール内のれすとらん北斎にて昼食。(TDLでは食事の値段と混み具合は正比例するという真理を得た)
 その後大雷・マウンテンに行くかとの話もあったが、流石に小雨降るこの日には寒いだろうとのことで話し合ったところ否決。
 アドベンチャーランドにてジャングルスルーズとウエスタンレバー鉄道に乗った。

 …まあ屋外を走るこれら乗り物も十分に寒かったわけだが、あとジャングルスルーズの船長役の男性のトーク(だじゃれ)も。(笑)

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 そんなこんなで一日十二分にランドを楽しんだのち、躑躅を宿泊先のホテルまで車で送り、近辺の呑み屋にて晩飯と洒落込んだ。
 呼び込みに誘われての入店だったが此処は日本酒の数も多く、料理も美味い良い店であった、また機会があれば立ち寄ることにしようと思う。

 分かれたのち、駐車場へ歩きながらカラオケという手もあったな、と思いつつ帰宅。

 躑躅は遠いところお疲れ様だった。
 ネット越しに話をするのもそれは十分楽しいといえるのだが…やはり実際に会って一緒に何かを楽しむ、というのはそれはそれで楽しいものである。
 オフ会へ一緒できなかったのは残念だったがその分、この日を一日楽しめたことは嬉しかった。
 また機会があれば是非、ご一報願いたいものである。
by ryu-itirou | 2008-01-19 18:33 | 雑記